近頃、作曲ゴーストライターのトピックが話題になっているようで……。
え、もう古い話題?Σ(゚Д゚;)
このニュースを知ったときに、まっさきに思い出したのが
デューク・エリントンとビリー・ストレイホーンの関係です。
ビリー・ストレイホーンは、エリントンの片腕として
一流ビッグバンドである、エリントン楽団の代表的な曲を沢山作りました。
それらの曲は、今でもJAZZスタンダートレパートリーとして
多くのミュージシャンによって演奏されています。
しかし、彼自身は前面に出ることはなく
常にエリントン影で、人々に知られることのない所で
作曲し続ける人という存在でした。
そんなわけで、それらの曲名を見ると
ついつい「あ、例のエリントンの曲だ」などと解釈してしまいます。
(音楽データをプレイヤーにインストールしてみると
作曲者の項目にDuke Ellingtonと表示されることが未だにあるぐらい)
今でこそ、ストレイホーンを前面に出したCDなどが販売されたりと、有名人なのですが
彼自身はミュージシャンとして脚光を浴びることのないまま
人生を終えてしまいました。
しかし、エリントンとストレイホーンの関係は険悪なものではなく
互いに尊敬しあい、上手くいっていたようです。
(なにしろ、実際にエリントン自身が作曲した名曲だって沢山あるし
そもそもビッグバンドのリーダーという仕事は物凄くハイレベルな仕事なのです!)
Strayhornは、Ellingtonの影として作曲、作譜などの仕事を行ない
Ellingtonは、音楽家Strayhornにとって過ごしやすい創作の環境を提供する。
Strayhornは、Ellingtonを師として敬い
Ellingtonは、Strayhornを自分の体の一部のように思いやる?
ところで
リサ・エクダール(スウェーデンの歌手)の歌い方が可愛いです(・∀・)
Lush Life
作詞:ビリー・ストレイホーン
作曲:ビリー・ストレイホーン